本年度「富はええとこじゃ写真コンテスト」(鏡野町富地区地域づくり協議会主催)の入賞作が決まり、最優秀賞に同町上斎原の福井華奈子さん(23)撮影の「輝く」が選ばれた。
富地域でこの1年間に撮影した四季折々の風景や行事、動植物などを題材に募集し、町内外の20人から35点の応募があった。写真家の末澤雅彦さん(津山市)が審査し、最優秀のほか、優秀賞2点、佳作3点、審査員特別賞1点を選んだ。表彰式は9日に富公民館で行われた。
福井さんは、住民が金比羅山の山道の草刈りをし、自分たちが住む宮原地区を展望台から眺める背中に「地域を守ろうという意志」を感じ、眼下に広がる風景とかけ合わせて「輝く」というタイトルを考えたという。「緑のふるさと協力隊」として活動している福井さんは「地域に入り、住んでいないと撮影できない写真があると自分自身気づいた。今後も、団結して活動している富地域のみなさんの取り組みや地域の魅力を発信していきたい」と語った。
協議会は2023年度コンテストの作品を募集する。今年7月からの1年間に撮影したものとし、応募点数は1人3点以内。入賞者には富の特産品が贈られる。要項は白賀川地域協議会のホームページに掲載している。
福井さんを除く入賞者は次の通り。(敬称略)
▽優秀賞=川末義晃(赤磐市)、中尾範雅(岡山市)▽佳作=藤善博人(鏡野町)、山﨑惠子(同)、野口貴子(同)▽審査員特別賞=為国友梨(同)
本年度「富はええとこじゃ写真コンテスト」最優秀賞