「Blue Blue Green 杉山利恵 硝子展」が、川崎のポート・アート&デザイン津山で開かれ、瀬戸内海を思わせる青と、香川のオリーブを溶かし込んだ爽やかな緑の作品に来館者が見入っている。25日まで。
杉山利恵さんは香川県高松市在住のガラス工芸家。地元特産「庵治石」の粉を加えて醸した青色、オリーブの枝葉紛末による緑色が特徴の約400点を出展。
水面をイメージしたロックグラス、箸置きやリングホルダーにもなる「幸せの青い鳥」をはじめ、一輪挿しなど涼しげで繊細な逸品が並ぶ。自宅に飾れるサイズの額装作品や、気泡がちりばめられた照明器具も技巧が凝らされていて目を引く。
飯綱洋平館長は「青と緑のガラスが一つ一つ、海面にきらめくように透明感溢れる作品に仕上げられている。様々な角度から見て楽しんでほしい」と話していた。
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作品に見入る参加者
杉山利恵硝子展