任期満了に伴う岡山県西粟倉村長選が25日投開票され、無所属現職の青木秀樹氏(64)=長尾=が、無所属新人で元同村議会議長の国里吉文氏(65)との一騎打ちを制し、3選を果たした。
午後7時20分すぎに当確の知らせが入り、大勢の支持者らが集まった長尾の選挙事務所で万歳三唱。
「人口減少、少子高齢化、雇用確保など喫緊の課題を抱えているが、百年の森構想などを生かして果敢にチャレンジし、幸せを実感できる村づくりをしていきたい」と3期目の抱負を述べた。
国里氏は「対話を重視した村民主体の村づくりを進めたい」と訴えたが、及ばなかった。
投票率は84.69%で前回(87.70%)を3.01ポイント下回り、過去最低。当日有権者数は1228人(男568人、女660人)。
青木氏は龍谷大学卒。平成7年に同村議に初当選し、議長などを歴任。5期目途中に辞職し、23年の村長選で初当選。