ミニ企画展「お正月」が岡山県津山市山下の津山郷土博物館で開かれ、来年の干支(えと)「午(うま)」などにちなんだ津山藩ゆかりの歴史資料に来館者が見入っている。1月18日まで。
干支や新年のめでたい雰囲気を感じさせる絵など10点。巧みな筆致で表現した津山藩士・飯塚竹斎の「富士山図」や、津山藩御用絵師・狩野如林の「大黒図」、鍬形蕙斎の『諸職画鑑』に描かれた「午」などが目を引く。馬がデザインされた鐔(つば)は金工師・中川一的の技術の高さを示す。馬術書などもあり、訪れた人たちは興味深そうに足を止めている。
子どもたちが楽しめるようにと、鍬形蕙斎の略画動物のスタンプコーナーも設置されている。
