岡山県津山市志戸部の不動産業者・永礼産業(永禮恭司代表)は4日、地域にある鶴山小学校が、創立45周年を迎えた記念に、来年の熱中症対策として役立つ大型扇風機と気化式冷風機を寄贈した。
気化式冷風機には、水を入れるタンクがあり、液体が蒸気に変化する際に、周囲から奪う気化熱を利用して空気の温度を下げて送風する。大型扇風機は大きな風量を生み出せる上、水を微細な霧状にして噴射しながら風を送るミストファン機能もあり、広い範囲で活用できる。
この日、贈呈式が同校=志戸部=体育館で開かれ、全校児童318人の前でお披露目。永禮代表は髙山壮太郎校長に目録を手渡した後、「私自身も子ども2人も鶴山小学校の卒業生。45周年のお祝いの気持ちを込めて寄贈させていただく。来年の暑い夏も、この2台を活用して乗り越えてほしい」とあいさつ。
髙山校長が「小学校の状況に理解をいただき感謝申し上げる。おかげで子どもたちも夏を過ごしやすくなる」。児童代表の6年・中島巧真君(11)は「全校で大切に使わせていただきます」と礼を述べた。
大型扇風機は児童玄関で、気化式冷風機は体育館で使用する予定。
