岡山県津山市西寺町の愛染寺で24日、盆栽の植え替え体験が開かれ、子どもから70代までの市民ら10人が松と触れ合いながら手入れの基本を楽しく学んだ。
津山の魅力を再発見する市の体験型イベント「津山まちじゅう体験博」のプログラムの一つ。初心者でも気軽に楽しんでもらえるようにと、寺の庭にある推定樹齢100年超えの五葉松を含む黒松などの根のせん定、鉢の植え替えに挑戦した。
同寺の庭木を管理する庭師から「植え替えは盆栽の健康にとってとても大切」と説明を受け、参加者は鉢から樹を抜き、竹ばしで木の根を丁寧にほぐしながら、古い根をはさみでせん定。再び鉢にもどした樹に砂土をすき間なくかぶせ、最後に古い葉や枝を取り除き、すっきりとした姿に生まれ変わった。
夫、娘2人と参加した志戸部の主婦・山本真希さん(45)は「子どもたちも楽しそうで普段できない貴重な体験になった。盆栽を売っているお店にも行ってみたい」と話していた。
