高校生らを対象にした林業現地研修会(岡山県主催)が、久米郡美咲町新城の町有林で開かれ、勝間田高校の2年生ら15人が高性能林業機械の操作を体験した。
担い手育成を狙いに高校生や林業への就業希望者を対象に恒例で実施。県農林水産総合センター職員らが講師を務めた。
伐採と丸太加工をこなす「ハーベスタ」、原木を積み込んで運搬する「フォワーダ」、木をつかむほか掘削もできる「グラップル機能付きバックホウ」の3機種によるデモストレーションを見た後、操作手順を聞き、一人ずつ交替で体験した。
このうちハーベスタでは、アドバイスを受けながらレバーとペダルでアームを動かし丸太をつかむと、造材にするための枝切りを行っていった。
上原徠輝君(17)は「操作は難しかったけど、使いこなせたらはるかに便利だと思う。将来は林業機械を扱う仕事に就きたい」と話していた。