津山署は30日、架空の投資話を持ちかけ、複数の人から現金を集めたとして、無職の男(44)=岡山県津山市高野山西=を出資法違反の疑いで再々逮捕した。
調べでは容疑者の男は2020年12月17日から翌年4月25日までの間、津山市内在住の20代会社員男性3人に、元本保証と配当金の支払いを約束した上で、合わせて約337万円の現金を支払わせ、業としての預かり金にした疑い。3人とは以前働いていた職場の同僚とみられる人物を介して知り合ったという。「違反になるとは知らなかった」と容疑を否認している。
同署は今年3月28日に被害者1人から相談を受け、捜査を行って特定。男は今回とは別件で、9月に暴力団幹部の名前を使って知り合いの親から現金を脅し取ったとして恐喝の疑いで逮捕されたほか、10月16日に企業への融資、資産運用名目で勝田郡在住の男性から金銭をだまし取ったとして詐欺の疑いで再逮捕されている。余罪があるとみて調べを進めている。