岡山県津山市二宮の立石家梅園で6日、梅の木の剪定(せんてい)作業が行われ、木がきれいな形を保ち健やかに育つよう地域住民らが励んだ。
地元の歴史と史跡や文化財を後世につなぐ活動をしている「二宮の史跡と文化財の保存・活用を進める会」「見て聞いて親しむ歴史と文化の会」の男女計20人が参加。剪定経験が豊富な竹内常善さん(80)=二宮=が手順を説明し、手分けして作業開始。のこぎりや鎌、なた、切りばさみを手にして絡み合った小枝や状態の悪い枝など切り落としたほか、周囲の雑草も抜いて園内を清掃した。
「見て聞いて親しむ歴史と文化の会」の副代表を務める橋本正昭さん(80)は「亡くなられた立石家の先代が地域の人たちの憩い場所にと整備した梅園。みんなの手で守っていきたい。今年も花が咲くころには美しい景色が見られると思う。ぜひ見に来てもらいたい」と話していた。
梅の剪定作業は3年前に住民らが協力して始め、今回で3回目となる。
