梅の名所として知られる、岡山県津山市の「梅の里公園」で白やピンクの梅の花がほころび、行楽客らの目を楽しませている。イベントが開かれる今週末からが見ごろという。
公園は約4ヘクタールの丘陵で、中国地方最大級の14品種、約2000本の梅林がある。厳しい寒さの影響で例年より2週間ほど開花が遅れ、日当たりのいい南側の斜面は八分咲き、北側は二分咲きとなっている。
八重咲きの「鹿児島紅梅」や白くかわいらしい「甲州小梅」などがほころび、青空の下で鮮やかなコントラストを描いている。甘い香りが漂う中、県内外から訪れた家族連れらが春の訪れを感じながら散策や写真撮影を楽しんでいる。
恒例の「梅まつり」を30日まで1週間延長。22日は演芸やバンド演奏、23日は梅の種飛ばしなどがある。両日とももち投げが行われる。売店では、園内で収穫された梅の実を使ったジャムやゼリーなどの特産品を販売している。
梅の花は来月上旬まで楽しめるという。