ブラジル音楽ユニット「トリオ・ナトゥレーザ」のライブが6日、岡山県久米郡美咲町の棚田のお宿・阿吽山房で開かれた。ブラジルに吹く風やきらめくさざ波、遠い景色や思いを軽快なリズムに乗せて運び、聴く人の心をやさしく旅へと連れ出した。
メンバーはボーカルのジョイアさん、7弦ギターの山田裕さん、パーカッショニストの渡辺亮さんの3人。そしてマルチミュージシャン佐野聡さんが特別出演した。
この日は、新アルバム「ボア・ヴィアジェン」からの楽曲を中心に披露。4人が織りなす涼風のようなサウンドに約20人の観客は耳を澄まし、それぞれの心に浮かぶ旅の風景を楽しんでいた。
イベントのたびに手伝いに来ているという介護士・近藤高史さん(40)=津山市=は「森の中で聴くボサノバは本当に素敵。阿吽山房は素晴らしい場所で、週末はカフェもやっているので、多くの方に知ってもらいたい」と話していた。
