「山フェスin津山2023〜森林を未来の子どもに引き継いでいくために〜」が3日、黒木第1キャンプ場=岡山県津山市加茂町黒木=で開かれ、家族連れらが多彩な催しを通して、森林や木材の大切さについて理解を深めた。
第74回「全国植樹祭」の岡山応援事業の一環で、津山地区木材組合が開催。会場には美作ヒノキを使ったいすや棚などの木工品が並び、参加者はマウンテンバイクやツリークライミング体験、コースター作りなどを楽しんだ。
島根大学名誉教授の山下晃功さんによる講演会では、国産ヒノキでできたエコロボット「ロボ木一」を紹介しながら軽快なトークを披露。木材資源が将来無くなってしまうことを危惧し、「子どもたちが森や木について知る機会が少ない。国内有数のヒノキ生産地である美作地域から、木材や木育の大切さを広めてほしい」と訴えた。