津山藩初代藩主・森忠政(1570〜1634)の命日の7日、森家にゆかりがある岡山県津山市戸川町の妙願寺で387年忌法要が営まれ、参列者が遺徳をしのんだ。
森藩時代を語る会(髙山科子会長)が主催。今年は新型コロナウイルス感染防止のため少人数で行った。
森嵩正住職(88)の代理として娘の尚美さん(62)が読経し、役員ら9人が焼香。髙山会長は「豪雨や新型コロナウイルス感染が懸念される中でも、祖先や家族を敬う心、忠政公の意思を受け継ぐことが津山の発展につながる。」と話した。
法要に先立って森住職の講話があり、歌舞伎の始祖で出雲の阿国の夫・名古屋山三郎のことなどを語った。
同寺は、美濃金山城(現岐阜県)城主だった森忠政が、津山に入封後の元和3年(1617年)、美濃金山に妙願寺を建てた母・妙向尼を弔うために現在の地に移した。
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焼香する参列者