第41回「みまさか写真展」(県北写真連盟主催、津山朝日新聞社など後援)が14日、岡山県津山市新魚町のアルネ津山4階・市立文化展示ホールで始まり、風景、人物、動植物などさまざまな被写体を収めた力作が来場者の目を楽しませている。18日午後3時まで。
美作地域の愛好家で作る各サークルが集い、年に1回開催する展覧会。計12団体の約40人と市内の高校生たちが年間通して撮影してきた計89点を出展している。
会場には桜が咲き誇る町並み、マユミの木の実を食べるコゲラ、人里に舞い降りたニホンキジ、祭りや行事に参加する人たち、花の蜜を吸うチョウなど、日常の風景から一瞬のシャッターチャンスを逃さずとらえた意欲作までがずらり。
このうち山梨県の浅間神社から見える富士山を撮影した作品は、夕暮れ時の空の色合いとほのかにかすんで見える富士が幻想的な秀作。若い感性が光る高校生たちの意欲作も目を引き、訪れた人たちは数々の作品に見入っている。
片山博一事務局長(71)は「華やかな作品から個性的な作品までがそろい、会場が生き生きと活気あふれる空間になっている。会場に足を運んでほしい」と話している。