京都市在住の画家・田中直子さんの作品展が岡山県真庭市蒜山上福田のGREENableHIRUZEN2階フリースペースで開かれ、樹木をベースにした生命力あふれる大作に来場者が見入っている。6月9日まで。
県で26日に開かれる第74回「全国植樹祭」に合わせて市が企画。1993~2002年に制作された市への寄贈作4点を出展した。
地表から露出した岩肌に樹木が複雑にからむ様子や、青々とした草木や根が生えた切り株を繊細に表現。京都市の桂川沿いの山々を描いた風景画も見応えがある。
同館では「田中さん独自の視点からとらえた樹木のありのままの姿を楽しんでほしい」と話している。