岡山県真庭市上中津井の高岡神社にあるご神木から、新年の干支「辰」(たつ)が突如出現し、その姿を一目見ようと参拝客が増えている。
龍が姿を現したのは、参道脇にある樹齢800年以上になるスギの木。高さ30メートルル以上、周囲は8.5メートルもあり、市の天然記念物にも指定されている巨木。裂けた枝木がつくる表情は思わず息をのむほど迫力がある。
龍がいつから現れたかは不明だが、山陽放送のテレビ番組「笑味ちゃん天気予報」の写真コーナーへの視聴者投稿から一気に話題になった。
「龍の出現には驚きました。全国から本当に多くの方が来られています」と話す第27代宮司の母・高岡幸子さん(90)は、「神社の奥にある400メートルの高さの山には洞窟があり、”竜王様”がおられます。昔、雨ごいをすると、にわかに雨が降ってきた話もあり、竜王様を祭る遥拝所もあります」と、神社には龍にまつわる話も。
新年の行事では獅子舞や餅投げなどもあるとのことで、「人間の力ではおよばない力があることを感じさせていただいております。参拝される皆さまにおかげがあれば」と話してくれた。
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