津山商工会議所青年部(宇治那生樹会長)は27日、次世代が活躍できる岡山県津山市を目指して経済や観光の発展、関係人口の加増、町の課題解決策を示した政策提言書を谷口圭三市長に提出した。
「未来予想図~我がまちへの思いと願い~」と記した内容は▽デジタル地域通貨を作り、津山市と販売店と消費者とで地域経済を循環させる▽利用していない公共施設、学校の空き教室の有効活用▽インバウンドによる外貨増収を図る▽津山独自の牛肉の食文化のPRーなど。同青年部の未来提言委員会メンバーが従業員らから聞き取るといった調査と研究を行って作成し、25ページの冊子にしてまとめている。
この日は同委員会メンバーら11人が山北の市役所を訪問。宇治会長が「津山市の繁栄に少しでも貢献できるように」と谷口市長に手渡した。
谷口市長は母子手帳のデジタル化、台湾に向けての観光PR、公共施設の利活用に関する民間提案制度などを挙げ、「可能な案は、着実に準備を進めさせてもらっている。すばらしい意見をいただき、みなさんの力添えに感謝している」と述べた。
提言書の提出は毎年行われており、今回で7回目。