令和6年やしろ節句祭り(社地域振興協議会主催)が4、5日の予定で、岡山県真庭市社の地域活動拠点・神戸(ごうど)の館で開かれ、各家庭から集めた、子どもたちの健やかな成長を願いつくられた勇ましい武者人形などが来場者の目を楽しませている。
4年ぶりに開催し、5回目。明治から昭和にかけて制作された武者人形や甲冑・兜、学問の神である菅原道真にあやかった天神人形など約30点を展示。地元の小学生によるお茶席が設けられ、地域内外から訪れた人たちが子どもたちへの深い愛情を感じさせる豪華けんらんな人形をじっくりと鑑賞していた。
また、電動カートによる社の棚田や式内八社の里を巡るミニツアーもあり人気を集めていた。同協議会おもてなし部会代表の牧田功士さん(71)は「元々は地域の集会だったが、湯原・社地域の宝物に地域内外の人たちに触れていただける機会になれば」と話していた。