津山市の小学校教職員を対象にした、彫刻家・画家の武藤順九さん(71)=昭和町=による「感性を育む文化芸術体験研修講座」(市教委主催)が28日、大谷の中央公民館で開かれた。
19人が「葉っぱの一生」をお題に、墨絵の絵巻物づくりに挑戦した。武藤さんは「墨の表現力は無限。個性を大切に」とアドバイス。生徒になった先生たちは、自分で擦った墨で思い思いに6メートルの和紙に筆を滑らせた。
中正小校長の宗森研介さん(55)は「夢中になって描いた。自分だけの物語をつくる楽しさを子どもたちにも伝えたい」と話していた。
武藤さんは講評で「うまいへたではなく、すべていい。表現する喜びを子どもたちにも教えて」と語りかけた。
武藤さんはイタリアと津山を拠点に世界的に活躍。今年度は市内5小で児童を対象に芸術体験授業を開催している。8月28日にはPTA会員向けの講座を開く。
武藤順九さん 教職員対象講座
- 2021年8月4日
- 教育・保育・学校