津山市社会福祉協議会の「歳末たすけあい家屋補修」が今年も始まった。建設関係や団体がボランティアで行い、住民からは「安心して年が越せます」と感謝の声が聞かれている。
1959年から続いている事業で、対象は低所得の高齢者や母子父子世帯、障害者世帯など。本年度は4世帯が対象で、資材は歳末たすけあい募金を充てている。カワイ会(カワイハウス)、妹尾建設、建設労働組合津山支部、同苫田支部、ニーズホーム、八木住建、堀内工業が協力する。
3日は高野本郷の高齢者宅に10人が集まり床を修理。古くなった材やフローリングのシートをはがすなどした後、職人の技を生かしながら新しい板に手際よく取り換えていった。住人の80代女性は「とてもうれしく、ありがたい」と涙ぐみそうになりながら話していた。
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新しい床材に取り返る職人たち