「お寺のじかん」初夏の巻「塩滝八十八ケ所めぐり」が3日、岡山県真庭市関の清水寺周辺で開かれ、市内外の家族連れら約70人が新緑の滝や霊場巡りを楽しんだ。
市内の僧侶有志でつくる「旅僧まにわ」が主催し、同寺大師堂から約2時間のコースを順次出発。
参加者はつづら折りの山道沿いに点々とたたずむ88体のお地蔵様を数えながら歩を進め、子どもたちは景品がもらえるカラーボール探しもした。ハイライトはコースわきを横切る沢にかかる落差41メートルの塩滝で、県天然記念物になっている蛇紋岩の谷間に響く水音としぶきに清涼感を満喫。
一方、同寺では江戸時代後期の「阿弥陀来迎図」など仏画の展示、岸越秀任住職らが昨年出演したオーストリア御詠歌コンサートのビデオ上映、かしわ餅や焼きそばの販売もあった。
同所の主婦(37)は「新緑がきれいで、久しぶりに見た塩滝もすがすがしく、マイナスイオンたっぷりで癒やされました」と話していた。
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