ロック歌手・矢沢永吉さんをイメージして表現した岡山県美作市大原地区の「永ちゃん田んぼ」が見ごろを迎え、くっきりと浮かび上がった絵や文字が訪れる人の目を楽しませている。
大原中(下町)近くの17アールに矢沢さんの今年のコンサートタイトルの「FIGHT ON」、スポットライトを浴びる矢沢さんの顔のシルエット、星印をそれぞれ観賞用の「ゆきあそび」(白)と「べにあそび」(赤)、古代米(黒)、きぬむすめ(緑)の4品種の稲で描き出され、眺望のいい国道429号わきで愛好家が撮影をしている。
住民有志グループ「永ちゃん田んぼの会」による5年目の取り組みで、6月にボランティアと共に田植え。古代米は、阪神タイガースをテーマにかつて人気を集めた作東地域の「トラちゃん田んぼ」から受け継いでいる。
8月下旬までが見ごろといい、10月20日には地域住民やファンらによる収穫を予定。米は学校給食用に市教委へ贈る。