第3回「令和作州城東むかし町」(同実行委主催)が26日、岡山県津山市の城東重伝建地区一帯で開かれ、市内外の行楽客ら約2万人(主催者発表)が江戸時代の面影を残す町並みを散策しながら多彩なイベントを楽しんだ。
出雲街道の橋本町―東新町間1.2キロを歩行者天国にし、午前10時開幕。名古屋山三郎と出雲阿国らに扮した学生ボランティアらが出迎える中、ホルモンうどんやピザなどの「うまいもん屋台」、ハンドメイド雑貨の店が並び、射的大会、抽選で地区内施設の宿泊券が当たるスタンプラリーも家族連れらの人気を集めていた。
観光駐車場のステージでは、中道中学校吹奏楽部の演奏、チャーリーさんの大道芸、舞踊集団・宮坂流の演舞などが盛況。
津山市の会社員女性(40)さんは「初夏に盛大にやってくれてうれしい。ハンドメイド雑貨がたくさんあり、可愛いピアスを見つけた。天気もよく、これからグルメを満喫したい」とにっこり。
令和作州城東むかし町は、30年続いた前身のイベントを含め秋開催が恒例だったが、市の観光キャンペーン「春はつやま」に合わせて初めて5月に移行して実施した。