岡山県津山市の国名勝・衆楽園で21日、第7回「ボランティアで衆楽園の池そうじ」(一般社団法人530運動主催)が開かれ、有志の高校生らが池の水質改善に取り組んだ。
園内の池は、スイレンやヒシの繁殖により堆積した泥で異臭が発生。よどんだ水で放流していたコイが大量死するなどの問題が起こっていたことから、2022年に津山青年会議所が企画し、その後一般社団法人530(ゴミゼロ)運動が引き継いで実施。この日は約20人が参加した。
参加者はゴム製の胴長や手袋を身に付けて池の中へ。鍬(くわ)や鎌でスイレンの根と泥を掘り起こしながらかき集め、軽トラックに運んでいった。
美作高校1年の景行未羽さん(16)と大山桃佳さん(16)は「力作業が大変だけど地域の人と協力しながら楽しくできた」「訪れた人にきれいになった池を見て喜んでもらいたい」と話していた。
今年は全7回の開催を予定しており、次回は4月20日午前9時半~午後4時。当日参加可能。汚れても良い服を着用する。