太平洋戦争末期に多くの犠牲者が出た沖縄戦が終結した「慰霊の日」の23日、美作大学・同短期大学部(岡山県津山市北園町)の学生グループ「沖縄県人会」は追悼行事を行い、平和への思いを強くした。
玄関前に同会のメンバーを中心に約60人が集合。正午から1分間、沖縄の方角を向いて黙とうをささげ、冥福を祈った。
美作大には沖縄県出身者が約100人おり、行事は県人会の「6・23実行委員会」が2014年から企画。小学生の頃から平和学習の授業で沖縄戦について学んできた児童学科2年生の津波古茉緒さん(22)は「活動を通じて戦争の怖さや平和に暮らせる大切さを伝えたい」と話した。
毎年6月に実施する反戦創作劇の「時を超え」はコロナ禍で延期する。年内の開催を目指している。
沖縄では1945年4月、米軍が本土に上陸。住民も戦闘に巻き込まれ、20万人以上が犠牲となる国内最大の地上戦となった。
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沖縄の方角を向いて黙とうをささげる学生たち
沖縄慰霊の日 美作大学県人会 追悼行事
- 2021年6月24日
- 教育・保育・学校