第15回「神南備の会展」が岡山県津山市新魚町のアルネ津山4階・市立文化展示ホールで開かれ、油彩などの意欲作が来館者の目を楽しませている。19日まで。
コロナ禍のため3年ぶりとなり、洋画家・平井健三さん(73)=西下=と主宰の教室で制作を楽しむ津山地域の熟年愛好者7人が、近作42点を出展。
メインの油彩は、奈義町の菜の花畑と桜、紅葉に彩られた神庭の滝、津山城の石垣といった風景、人物、静物などの画題で忠実な写実のほか、柔らかなタッチで印象を描くなどしている。平井さんの作は、柿渋とペンキでイメージ表現した「匂い Dot」などのドローイングが目を引く。
「それぞれ個性があるし、皆さん熱心に楽しみながら制作しているのが伝わってくる」と総社の女性(72)。
平井さんは「展示会ができない間、各自モチーフを選んでじっくりと描き込んだ作品を見てほしい」と話している。
油彩などの意欲作42点出展「第15回 神南備の会展」3年ぶり開催 / 岡山県津山市