第2回「竹彫刻と盆栽 二人展」が沼のくらやアートホールで開かれ、秋の山里の情景を表現した竹製の昆虫と盆栽が来場者の目を楽しませている。16日まで。
元小学校教諭の小林博道さん(74)=国分寺=がすす竹で創作した昆虫約30点、盆栽愛好家の大森博文さん(76)=大谷=が鉢植えと水石約20点を出展。
スズムシやキリギリス、カマキリ、カワトンボといった虫たちは、素材を生かして羽、触角までもリアルで繊細な出来栄えに目を見張る。赤い実をつけたマユミやガマズミ、山柿などの盆栽、葉が色づいたゴシキカズラ、ヒメツルソバ、フウチソウといった野草の鉢植えと相まって秋の風情を醸し出している。
美咲町大垪和西の佐野美鈴さん(73)は「作品が互いに引き立て合い、とても趣がある。盆栽があることで昆虫も生き生きと見える」と感心しきり。
会場の一角には山野草の苗や竹細工小物の即売コーナーも設置。
小林さん、大森さんは「従来の展示とは一味違う演出、それぞれの調和を味わってほしい」と呼びかけている。
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竹の昆虫と盆栽の演出に見入る来場者
沼のくらやアートホール 第2回「竹彫刻と盆栽 二人展」
- 2022年10月14日
- 芸術