岡山県津山市上之町の大隅神社境内の末社「市杵島神社」の池で11日、水を抜いて池底の泥をくみ出す清掃活動がボランティアによって行われた。
光輝復興プロジェクトと名付け、神社の呼びかけで集まった氏子や地域住民、崇敬者ら約50人が参加した。
池の底にはヘドロや落ち葉が50センチほど堆積。参加者は泥だらけになりながらシャベルとバケツでかき出し、一輪車で次々と山中に運んだ。子どもたちは大小のザリガニを網で捕り、歓声を上げた。約1時間半ですっかりきれいになった。
神社総代長の高田信昌さん(77)は「ありがたいこと。10年ほど前に石垣を修繕した際、同じように清掃した。その時はコイが放たれた。参拝者の憩いの場になれば」と話していた。