県北出身の美術系大学生らによるアート展「はつ展」が勝央町勝間田の勝央美術文学館(岡山県勝央町)で開かれ、洋画やイラストレーションなど多彩な意欲作に来場者が見入っている。19日まで。
洋画家の水嶋早樹さん(65)=同町黒土=の美術教室を卒業し、県内外で制作に励む10人をメインに、同教室の高校生と卒業生の友人の作を含め、約60点を出展。
油彩では、空想の世界や人物の心象、淡い色彩で春の訪れを繊細に表現し、目を引く。イラストレーションは、目や手足といった体の一部、飛び立つ鳥やチョウを鮮やかな色遣いで描いている。さらに自然をテーマにしたポスター風のアクリル画、学校社会を石膏で表現した立体作品、型染めしたテキスタイルを使ったワンピースも並ぶ。
水嶋さんは「それぞれの表現を懸命に追求し、制作に励んだ学生たちの作品を見てほしい」とPRしている。
洋画やイラストレーションなど多彩な意欲作展示「県北出身の美術系大学生らによるアート展”はつ展”」/ 岡山・勝央町