岡山県津山市山下の津山城(鶴山公園)を会場にした津山さくらまつり(3月26日〜10日)の入園者数が9日、3年ぶりに10万人を達成し、記念セレモニーが行われた。
10万人目は笠岡市市の会社員・定利正文さん(34)と妻、娘2人の家族4人。三の丸つるまる広場特設ステージでセレモニーがあり、谷口圭三市長、同まつり実行委員長の松岡裕司市観光協会長のほか、ステージイベントで登場したお笑い芸人のあばれる君らも加わり、くす玉を割って大台突破を祝った。続いて谷口市長と松岡会長から津山銘菓と地酒セット、ザ・シロヤマテラス津山別邸のペア宿泊券が贈られた。
定利さんは「宝くじに当たったような気分で驚いた。城に咲く桜は笠岡にはない景色なのでとてもきれい」と話していた。
実行委は「初日を除いて天候に恵まれ、桜が長持ちし、好調を維持。3月には市が、まなびの鉄道館と津山城のPR映像を全国40駅などで放映し、相乗効果で達成できた。年度当初の起爆剤として、今年の岡山デスティネーションキャンペーンにつなげていきたい」としている。
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市長から記念品を受け取る定利さん家族