津山市観光協会は、津山の歴史文化や田園風景、郷土料理といった旅の魅力を発信する映像を完成させた。今月中旬から、日本文化への関心が高いフランスで放送・配信する。2025年の大阪関西万博をはじめとした訪日外国人の誘客と地域産品の販売拡大につなげる。
タイトルは「そこは日本の原風景にあえるまち、つやま」。総務省「映像コンテンツを活用した地域情報発信事業」(実証事業)の採択を受け、制作に取り組んだ。フランスは日本のアニメや刀剣、歴史、自然、食などへの関心が高く、都市部だけでなく地方への旅行を望む層が厚いという。
映像は90秒と30秒。日本文化に親しめる農家での民泊体験、津山城と城東町並み保存地区、紅葉に彩られた横野滝、職人に教わる横野和紙の紙漉(す)き体験、名物のホルモンうどんとそずり鍋などを盛り込んだ。同省の枠で、現地テレビのディスカバリーチャンネルフランスと、動画配信サイトのユーロスポートフランスで2月末まで流し、効果を検証する。
2023年1月6日に谷口圭三市長に完成を報告。市長は「食を含めて津山のいいところが紹介されており、コンテンツをうまく使いながら知名度アップにつなげたい」と期待を示した。
また3分バージョンは同協会ホームページで配信する予定。
津山の魅力、海外へ発信