市が本年度の策定を目指す「津山まちじゅう博物館構想」について、市議から「分かりにくい」との指摘があり、構想のコンセプトや目的について説明を求めた。
谷口市長はコンセプトに関し「まちじゅうを屋根のない博物館ととらえ、地域の人々の生活と歴史、文化、伝統、芸術、社会環境、自然環境などを保存、育成、展示、情報発信することで地域社会の発展に寄与する」と説明。「地域の人々自らが地域に愛着と誇りを感じ、コミュニティの形成による地域力向上、持続可能な地域社会形成につながるとともに、シティプロモーションによるさらなる誘客を目的とする」と強調した。
また「市の歴史、文化、すでに存在する施設や遺産、文化財、埋もれている資産やそこに住む人々、全てが博物館の構成要素、すなわち展示物となる」「時代背景や性質、種類、エリアごとをつなぐ新たな視点も取り入れ、屋根のない博物館としてのストーリーの構築、コンテンツの掘り起こしと磨き上げ、エリアマネジメント、担い手となる人材育成までを盛り込んでいきたい」とした。
質問した市議は「住民の気持ちを一つに取り組みを行っていけるかが重要。市民懇談会だけでクリアできるものでもなく、今後の頑張りに期待する」と述べた。
津山まちじゅう博物館構想」について、市議が構想のコンセプトや目的について説明を求めた