「津山まつり」の後半を飾る徳守神社(宮脇町)の例大祭が23日、市中心部で開かれる。3年ぶりにだんじりが統一巡航し、田町子ども奴行列、津山情緒などが花を添える。
神輿(みこし)の御神幸は新型コロナウイルスを考慮してとりやめる。文化財を含むだんじり11台が出動し、神社近くに集まり午後1時から練り歩く。一部歩行者天国にした奴通りでは、午後1時から津山鶴丸太鼓などの催しがある。午後2時20分までにだんじりが集合して式典を行い、奴行列、津山情緒保存会が出演する。
名物の子ども奴行列には、4〜6年生の児童14人が参加する。10日夜から田町の津山土岐家財団記念館駐車場に集まり、毛やりさばきや足の上げ方、投げと受け取りなど動作の練習を入念に重ねている。18日の練習に参加していたいずれも北小4年の須一颯太君と片山鉄君は「最初は難しかったけれど、楽しくなってきた。堂々とやって、両親に見てもらいたい」。田町奴保存会事務局長の正影朋義さん(60)は「子どもの数が年々少なくなり厳しい状況のなか、一生懸命練習している。ぜひ見ていただきたい」と話している。
当日は午前10時に同記念館の奴保存会本部から出立し、中心部を巡り、晴れ姿を披露する。
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毛やりさばきを練習する奴行列の子どもたち
津山まつり 徳守神社例大祭 3年ぶりだんじり統一巡航