「脱炭素化の象徴に」 津山信金が支店新築へ 地場産ヒノキ使い「森」と調和/岡山・津山市

経済・産業 新たな二宮支店の完成予想パース
新たな二宮支店の完成予想パース
         

 岡山県津山市山下の津山信用金庫は、老朽化に伴い新築する二宮支店=同市二宮=の安全祈願祭を現店舗の隣接地で行った。10月に着工し、2024年5月に仮オープンする予定。

 計画では、築45年が経過した現店舗南側の用地511平方メートルを取得し、木造2階建て延べ568平方メートルを整備。地場産のヒノキを構造材や内装材に使用し、道向いに立地する高野神社の「宇那提森(うなでがもり)」と調和する森をイメージしたデザインにする。1階フロアは市民のコミュニティーススペースとしての活用を目指し、相談室、営業室、応接室などを配す。事業費は非公表。

 この日は関係者約20人が出席し、くわ入れなどの神事の後、松岡裕司理事長が「美作ヒノキをふんだんに使った木造建築とし、正面を全面ガラス張りにすることで地域の脱炭素化の象徴になればと思う」とあいさつ。

 津山信金は昨年10月、脱炭素社会と持続可能な地域の一助を狙いに「美作ひのき等利用促進に関する協定」を院庄林業(二宮)、津山市と締結しており、その一環の第一号店となる。新店舗の完成後に旧店舗を取り壊し、外構工事の完了後、2024年9月中旬に正式オープン予定。

神事でくわ入れをする松岡理事長=岡山県津山市で
神事でくわ入れをする松岡理事長=岡山県津山市で


>津山・岡山県北の今を読むなら

津山・岡山県北の今を読むなら

岡山県北(津山市、真庭市、美作市、鏡野町、勝央町、奈義町、久米南町、美咲町、新庄村、西粟倉村)を中心に日刊発行している夕刊紙です。 津山朝日新聞は、感動あふれる紙面を作り、人々が幸せな笑顔と希望に満ちた生活を過ごせるように東奔西走し、地域の活性化へ微力を尽くしております。

CTR IMG