津山信用金庫(本店・山下)が、老朽化に伴い新築移転を進めていた勝山支店が10日、真庭市勝山の国道181号沿いにオープンした。CLT(直交集成板)を主要構造材に使った店舗は全国の金融機関で初という。
旧店舗(同所)東側約500?㍍の用地(442平方㍍)を取得して昨年10月着工し、木造平屋建て108平方?を整備。真庭産ヒノキと杉のCLTパネルで壁や屋根を構成するとともに、大型ガラス張りの斬新なデザインを採用し、ロビー、営業室、応接室などを配している。事業費は非公表。
セレモニーには関係者ら約40人が出席し、松岡裕司理事長が「SDGs未来都市である真庭市のまちづくりの一助、持続可能な作州地域の実現にもつながればと思う」とあいさつ。来賓の太田昇市長が「真庭の木材産業は伸びており、地域資源がこうして生かされることで地域の経済が永続的に循環していく。利用者のサロンとしても活用されればと思う」と祝辞を述べ、テープカットで祝った。
CLTは強度、遮熱、遮音性に優れ、環境負荷が少ない資材として同市が推進するSDGs(持続可能な開発目標)の取り組みに寄与する建築という。
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移転オープンした津山信用金庫の勝山支店
津山信用金庫勝山支店 新築移転しオープン
- 2021年5月11日
- 経済・産業