津山商工会議所(松田欣也会頭)は16日、新型コロナウイルス感染拡大の影響に応じた経済対策などを求める要望書を谷口圭三市長に提出した。
要望内容は、緊急対策として▽感染拡大防止の万全な対策の実施▽対策の総合窓口設置▽市税・固定資産税などの一部減免と納税猶予及び延滞料減免(2カ年分)▽上下水道料など公共料金の納付猶予(同)▽国の特別貸付に関する利子補給などの支援。さらに事態収束後の消費喚起策として▽地域プレミアム商品券による飲食・小売・サービス業への支援▽子育て世帯への外食クーポン券配布▽公共施設の無料開放と大規模イベントの実施▽多様な観光キャンペーンの実施▽国・県の動きに準じながら一歩先んじた対策の実施。
商議所地方創生委員会などの議員と市役所を訪れた松田会頭が「アンケート調査では会員事業所の7割で売上や受注が減少している。産業界は壊滅的なダメージを受け、個人消費も減退し、回復も厳しい歩みになると思う。中核都市の機能を保つためにも、地域の実態に沿った独自の対策を早急にお願いしたい」と話し、手渡した。
谷口市長は「一元的な窓口と補正予算は検討を進めている。市税は1年間猶予を実施し、利子補給の制度も考えている。収束後の消費喚起は今から準備して来年度、国・県との相乗効果のある取り組みをしたい。効果的な施策をタイミングを逃さずに実施していきたい」などと述べた。
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谷口市長に要望書を手渡す松田会頭
津山商工会議所、経済対策などを求める要望書を谷口圭三市長に提出/岡山・津山市
- 2020年4月17日
- 経済・産業