津山商工会議所建設部会は17日、公共工事の予算拡充などを求める要望書を美作県民局に提出した。
内容は「新型コロナウイルスによる未曾有の危機下、地域経済を下支えするには内需拡大が有効な対策になる」とし▽県施工工事、特に県道の拡幅整備、光ケーブル増設、電線地中化など費用便益比の高い事業の予算増額▽少しでも多くの企業が受注機会を得るため、大型工事の可能な限りの分割発注▽4、5月の閑散期に工事着手ができる特段の措置―などを要望。
同部会担当の末澤由博副会頭が「コロナ禍の収束が見通せない中、地域の基幹産業である建設業が厳しい状況下にあり、民間需要も大きく落ち込んでいる」と窮状にふれ、勝山敏部会長が池田義和同局次長に手渡した。
同席した長尾俊彦同局建設部長は「安全安心な暮らしや防災・減災対策の社会資本整備は重要であり、国の補助制度や交付金などを活用し、予算額確保に努めたい。工事の発注単位は可能なものは分割し、施工時期の平準化にも積極的に取り組みたい」と述べた。
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要望書を手渡す勝山部会長(右)
津山商工会議所建設部会、要望書を美作県民局に提出
- 2020年9月18日
- 行政・公共