津山商工会議所建設部会は26日、津山市幹部との意見交換会をザ・シロヤマテラス津山別邸=岡山県津山市=で開き、公共事業拡充などを求める要望書を市に提出した。
部会メンバー15人、市側は9人が出席。勝山敏部会長、同部会担当の末澤由博副会頭が「コロナ禍の収束が見通せない中、公共工事が激減し、民間需要も大きく落ち込んでいる。計画されている事業の前倒しでの実施をお願いしたい」とあいさつし、山田賢一副市長に手渡した。
内容は「コロナ危機下、地域経済を下支えするためには内需拡大が有効な対策になり、公共事業の予算拡充を要望する」とし、入札参加者の地元優先、入札最低制限価格の引き上げ、材料の地元調達など9項目にわたり具体的事項を盛り込んでいる。
これに対し、市の担当者が「9月定例市議会に道路維持管理費などの公共事業と自然災害防止対策事業で約1億4000万円を補正予算に上程する」「入札・契約制度については7月からJV(共同企業体)の要件、水道工事の等級別、設計金額範囲を見直し、市内業者の受注に有利な配慮をしている」「例年は年間10億円の水道事業費を本年度は20億円に倍増させているが、やはり限界はある」などと答え、意見を交わした。
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要望書を手渡す勝山部会長(中央)ら
津山商工会議所建設部会は津山市幹部との意見交換会で公共事業拡充などを求める要望書を市に提出/岡山・津山市
- 2020年8月28日
- 行政・公共