津山圏域(津山市、鏡野、勝央、奈義、久米南、美咲町)の保育園(所)、幼稚園、認定こども園の合同研修会(津山市などが主催)が7日、大谷の中央公民館で行われ、子ども発達段階にあわせた教育のあり方について学んだ。
34園の保育士や幼稚園教諭ら85人が参加。鳴門教育大学大学院教育実践教授で同大付属幼稚園・佐々木晃園長が講師を務め、「保幼こ小の接続について―子どもの育ちと学びがつながるために―」と題し、話した。
「幼児期の終わりまでに道徳性や自立心、協同性、豊かな感性と表現力などを備える必要がある」と前置き。「真面目さや粘り強さ、忍耐力、自制心など、他者からの信頼につながる人間性を徐々に養っていくのが重要」と強調した。
そのうえで、「好奇心や五感、人間関係を通して子どもは成長する。安心して遊び学べる環境をつくってほしい」と述べた。参加者は今後に生かそうと熱心に耳を傾けていた。
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熱心に講演を聞く参加者
津山圏域の幼稚園保育園で合同研修会
- 2021年8月17日
- 教育・保育・学校