津山圏域資源循環施設組合と圏域内の1市4町(津山市、鏡野、勝央、奈義、美咲町)は可燃ごみの減量に向けた宣言を行った。住民や各業者に適切なごみの分別や3R(リデュース、リユース、リサイクル)などを啓発していく。
内容は▽資源ごみ、可燃ごみ、不燃ごみはきちんと分別する▽無駄をなくして使いきり、捨てる部分を減らしていく▽不用となっても、使える物品は必要な人へ譲る▽事業ごみは適性に処理する―。
昨年度、同圏域クリーンセンターに搬入された可燃ごみの量は、約3万8000㌧に上り、年間に処理できる基準量(約3万7500㌧)を超えて蓄積されている。昨年7月から9月にかけて、倉敷市のごみ処理施設や三重県の民間業者に依頼し、約1億円の費用をかけて約2000㌧を廃棄した。現在も運ばれてくるごみが増え続けており、同圏域や三重県内の廃棄物リサイクル業者などに協力を要請する予定。
同組合は「物をすぐ捨てるのではなく、まだ利用できるかどうかよく考えてほしい。一人ひとりが3Rを意識して取り組んでいけば、ごみを減らせる」と呼びかけている。
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1日にごみ約105㌧を処理する津山圏域クリーンセンター
津山圏域資源循環施設組合と圏域内の1市4町可燃ごみ減量宣言
- 2022年2月9日
- 行政・公共