岡山県津山市と、歴史友好都市の岐阜県可児市の子どもたちが7日、津山城(鶴山公園)や津山郷土博物館を訪れ、城の成り立ちや森家の歴史を学んだ。
両市の同友好都市30周年事業で来津中の児童10人と、つやま子ども観光ガイド育成塾の塾生7人が参加。
同博物館の仁木康治館長の案内で、江戸時代の絵図を手に櫓(やぐら)や門を巡った。天守台から城下町を一望し、備中櫓の見学も行った。最後に、森忠政公銅像の前で記念撮影。
可児市の広見小6年・堀部瑛斗君は「津山と可児市の太いつながりが分かった。すごいお城。帰ってからいろいろ調べたい」、津山東中3年の青山悠真君は「歴史がつむぐ縁が面白い。可児市の小学生と一緒に津山城を見ることができて楽しかった」と話していた。
両市は、津山藩初代藩主・森忠政公が可児市の金山城から津山に移封された縁により、1995年に歴史友好都市縁組を締結。30周年記念「可児っ子交流事業」として6日からの2日間、可児市の児童らは妙願寺や本源寺など森家ゆかりの史跡も巡った。
つやま子ども観光ガイド育成塾の本年度のテーマは「津山城のひみつ」で、今回が初回。9月までに全3回を予定している。
