津山城もみじまつり(同実行委主催)が15日、山下の同城(鶴山公園)を会場に開幕し、行楽客らが色づく紅葉に囲まれながら多彩なイベントを満喫している。24日まで。
初日は表中門でオープニングセレモニーがあり、津山鶴丸太鼓が威勢のいいばちさばきを披露。イロハモミジなどが赤く色づいてきた二の丸では、番傘アートが華やかに演出され、訪れた人たちはスマホで撮影するなどしながら散策を楽しんでいる。
三の丸では市内の牛肉グルメが集う「牛魔王秋の陣」(15、16、22~24日)を開催。津山ホルモンうどんやステーキ、そずり肉とペッパーライスといった和牛料理9品が屋台で販売され、香ばしい香りが漂う中来場者が食べ比べを楽しんでいる。併せて地元グルメも出店しているほか、表門には5流派が共同製作した生け花が飾られ、日没後は園内北側の紅葉谷では「津山城ナリエ」のイルミネーションが連夜9時まで点灯している。
京都府から妻と二人で訪れた長嶋伸一さん(69)は「津山の町並みをお城から見渡しながらゆったりのんびりと紅葉を楽しめてよかった」と話していた。
同まつりではこのほか「美作国大茶華会」が19、20日に鶴山館で開かれ、作州忍者鶴山隊によるなりきり忍者が19日、三の丸である。期間中の開園時間は午前8時40分〜午後9時(入園8時半まで)。
