津山城石垣解体/岡山・津山市

歴史・文化 津山城石垣解体
         

 ◎…津山城(国史跡、鶴山公園)=岡山県津山市=本丸東側で、崩落の危険性がある石垣の解体作業が始まった。過去最大規模の修復で幅約32メートル、高さ8メートル、計約800個を本年度中かけて取り外す。
 ◎…凝灰岩で大きなものは400〜500キロあり、ベルトスリングをかけて慎重にクレーンでつり上げ、仮置き場に移動させていく。すべての石には元通りの並びに戻すための番号、天地、接点などの目印が付けられている。
 ◎…今後、石垣内側の土も掘り下げながら範囲内を解体した後、外側に孕(はら)み出していた位置を修正しながら2022年夏までに築城時の安定した状態に積み直す。
 ◎…一連の修復工事は総事業費約1億7000万円。津山城は1604〜16年に築城され、石垣は近江の専門集団「穴太衆」の流れをくむ石工が手掛けたと伝わる。
 
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津山城本丸東側で始まった石垣の解体作業=22日午前10時、ドローンで空撮

p 本丸の南東部に仮置きしている石垣の凝灰岩


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