津山城跡三の丸のつるまる広場 第22回観月と邦楽の夕べ/岡山・津山市

芸術 月光に照らされるなか、幻想的な調べがお城山に響きわたった
月光に照らされるなか、幻想的な調べがお城山に響きわたった
         

第22回観月と邦楽の夕べ(鶴山を考える会主催)が10日、岡山県津山市の津山城跡三の丸のつるまる広場で開かれた。5次元キーボードアーティスト・薮井佑介さんの演奏があり、市民ら約500人が中秋の名月と”たった一人のオーケストラ”による優雅な調べを堪能した。

 ススキやハギ、団子を飾った特別ステージが設けられ、フランク・シナトラの名曲「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」で幕開け。雲の隙間から時折まん丸の美しい月が姿を見せた。「荒城の月」や「銀河鉄道999」など、和心を感じさせる幻想的な電子音が夜のお城山に響きわたった。

 津山市の会社員・仁木傑さん(36)は「石垣と月の組み合わせが雰囲気あり、音楽にも合っていて、心が躍りました」と話していた。

 会場周辺には、幼児らの絵で作ったあんどん約300個が並べられた。淡交会津山青年部によるお茶席が設けられ、大勢の来場者が抹茶を味わいながら名月を愛(め)でていた。


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