山下の国史跡・津山城(鶴山公園)で彼岸花が見ごろを迎え、石垣に映える深紅の花が本格的な秋の訪れを告げている。
三の丸や二の丸、忠魂碑の段などで次々に開花し、まるで〝赤いじゅうたん〟を敷いたよう。澄んだ青空の下、さわやかな風に揺れて城内の景色を彩り、訪れる観光客らを魅了している。備中櫓(やぐら)を背景に撮影する写真愛好家らの姿も見られ、思い思いに散策や撮影を満喫している。市観光協会によると、例年より少し遅い開花といい、10月上旬まで楽しめるという。
新型コロナウイルス対策事業の一環で津山市民は、11月末まで入園料が無料になっている。
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津山城を彩る彼岸花