津山市観光協会は、山下の津山城（鶴山公園）の昨年１年間の入園者数をまとめた。無料を含む総数は11万９４０人で、コロナ禍で過去最低を記録した２０２０年（８万３２６３人）に比べて33％増えたものの、２番目の少なさとなった。
３月は、コロナ対策を万全にして「津山さくらまつり」を27日から開催。過去最速の開花宣言（20日）で初日から見ごろを迎え、好天も重なって、３月としては最多の３万５５３１人（前年同月１万２４７８人）が入園した。日曜日が雨に見舞われるなどしたため、４月11日までのまつり全体では、過去２番目の少なさの５万９８２２人。４月の１カ月間は３万２７１４人（前年同月２万３２０２人）だった。
緊急事態宣言で休園措置を取った６月は６３１人、９月は０人。
感染状況が落ち着きを見せた11月は、２年ぶりに「津山城もみじまつり」を開催。天候に恵まれ、モミジの見ごろが続いた。多彩な牛肉料理を楽しめる「牛うまっ王選手権前哨戦」などのイベントを開き、11月としては最多の２万２４０４人（前年同月１万２６１９人）が訪れ、にぎわった。
一方で、８月の「津山納涼ごんごまつり」の花火大会の観覧席、９月の「観月と邦楽の夕べ」などはコロナの影響で中止を余儀なくされた。
同協会は「コロナ対策に明けくれた一年となり、開催できた行事については屋外施設ということもあり、安全に楽しんでもらえた。これからも桜だけでなく、石垣の魅力などを年間を通じて安心して楽しんでもらえるよう対策を徹底し、今後につなげていきたい」としている。
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コロナ対策を万全にして開かれた昨年の「津山さくらまつり」
