津山工業高校建築科の3年生が17日、卒業制作として取り組んで完成させた木製ベンチ4台を津山市に寄贈した。山北の市役所1階市民ロビーなどに設置される。
課題研究の授業で、地域貢献をテーマにした16人が2人1組となって12台を製作。ベンチは長さ140㌢、幅43㌢、高さ45㌢で県産のヒノキを使用し、木目が美しく丈夫にできている。
生徒4人が市役所を訪れ「3年間学んだ技術や知識を生かして一生懸命に作りました。どうぞ使ってください」と総務部財産活用課の白井啓栄一主幹に渡した。白井主幹は「ソーシャルディスタンスをとるため、座るスペースが減っているので大変ありがたい。有効に活用させてもらいます」と感謝を述べた。
小林大剛さん(18)は「安心して座れるように作りました。憩いのひとときに利用してもらえればうれしい」と話した。
このほか、つやま西幼稚園などにも寄贈する予定。
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ベンチを渡す生徒