25日から8月5日まで岡山県津山市内で開かれる「全国高等学校総合体育大会(インターハイ)」の女子、男子ソフトボール選手権を前に15日、津山市山北の津山総合体育館で津山工業高校デザイン科3年生が制作した同市をPRするポスターが張り出され、会場を彩っている。
昨年度に「地元で美しいと思う風景」をテーマに生徒が制作に励んでいることを知った市実行委が提供を依頼。市内の観光名所や日常で見かける景色などを描写した20点を同施設2階ロビーに展示している。
ポスターには、衆楽園(山北)や津川神社(加茂町下津川)、美和山古墳群(二宮)といったスポットのほか、緑豊かな田園や橋の上から見える夕日に照らされた河面などを臨場感あふれるタッチで色鮮やかに描いている。その上に「四季折々の景観美」「心の休憩所」「ふるさとという言葉が似あう場所」「綺麗(きれい)な街、私の町」などとキャッチコピーが添えられ、情緒を揺さぶる力作となっている。このほか、美咲や鏡野町といった近隣のスポットを描いた絵も紹介。
ポスターは試合が行われる勝北総合スポーツ公園野球場(西下)、加茂町スポーツセンター総合グラウンド(同町中原)にも張り出す予定。
実行委の黒瀨英生事務局長は「高校生独自の視点が趣深く、津山の原風景の魅力が伝わってくるすばらしい作品。県南や県外の人たちにも見て、知ってもらいたい」と話していた。
