津山市の城東地域のお年寄りと子どもたちが作った「城東かるた」のお披露目カルタ会(城東まちづくり協議会主催)が11日、林田のじ・ば・子のおうちで開かれ、”地域の自慢”を描いた札を元気よく取り合った。
同協議会じ・ば・子のおうち運営委員会が、コロナ禍によりイベントが開けないなか、交流事業として企画。美作大学の学生によるじ・ば・子サポーターを含む計約120人が昨年の秋から制作を開始した。地元の名所などを取材・調査し、色取り取りのイラストを添え、B5判のかるた2セットを仕上げた。
かるた会には25人が参加。「らん学者 箕作阮甫 日本一」「ほたるとぶ 宮川のぞむ 入道坂」などの読み札が読み上げられると、勢いよく「はい」と声を上げ、絵札に手を伸ばした。林田小6年の近藤亨音君は「いろんな歴史が良く分かって楽しかった」と話していた。
多木晴彦同委員会長(76)は「素晴らしいかるたができた。年寄りや独居の人が多い地域。このかるたを使って交流の機会をつくっていきたい」と述べた。
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元気よく札を取り合う参加者
津山市「城東かるた」