相次ぐ新型コロナウイルスの感染確認を受け、津山市と周辺5町は30日、首長による緊急会議を山北の市役所で開き、共同で取り組む感染防止対策や県への要望などについて意見を交わした。
津山圏域定住自立圏を構成する津山市、鏡野、勝央、奈義、久米南、美咲町の首長や代理、市医師会の宮本亨会長が出席した。各首長らが感染者の発生と対応状況を報告。共同での対策について市が、▽広報車、広告などによる啓発▽各事業所への啓発の徹底▽通学する高校生向けの啓発―などを提案した。出席者からは「各市町が情報共有できる窓口があれば」といった意見が出された。
県への要望としては、予算措置、医療体制の充実・確保、PCR検査体制の充実のほか、県からの情報提供を求める声もあった。
谷口圭三市長は「県北でクラスターが発生する中、情報共有し、足並みをそろえた取り組みの方向性を確認できた。同じ生活圏で気持ちを一つにし、住民の不安の解消に向けて緊張感を持ちながら感染防止を図っていきたい」と述べた。
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意見を交わし、情報を共有する圏域の首長ら